コラム
Also sprachen die alten Freunde
1.孫達に見せたいミュージカル
私は、草野耕一先生の大学時代の同窓生として御交誼を得ている弁護士です。
オペラ、バレエ鑑賞への勧誘に続けて、今回は、ミュージカルについて触れたいと思います。
きっかけは、本年7月10日から8月1日まで、渋谷ヒカリエ内の東急シアターオーブで、1993年初演の懐かしのミュージカル「サンセット大通り」(The Sunset
Boulevard)の生の舞台が、ミュージカル「オペラ座の怪人」のオリジナル・ロンドン・キャストでクリスティーヌ役を演じた歌姫サラ・ブライトマン主演で観られることです。
ミュージカル「サンセット大通り」は、昔々、私がロンドンのミュージカル劇場が立ち並んでいるウエスト・エンドの劇場で観た時は、幕が開く前、幕には、サンセット大通りの邸宅の住居表示のプレートが映し出されていて、それに椰子の木のような影が落ちており、照明の変化で、夜明け、朝の柔らかな光、昼の白熱の陽光、夕暮れ、そして街路灯の光が投げかけられる夜というように時間の経過が示される洒落た演出で、アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲の美しいメロディや出演者の歌唱力、印象深い歌詞、ヴィンテージ・カーを含む大道具・小道具等、忘れがたい公演でした。
今回の東京公演では、従前の幕開き前の演出や大道具、小道具は踏襲されるのでしょうか?
ただ、私は、ミュージカルについて、特に関心をもって新作・話題作等をフォローしてきたわけではなく、Lettres de mon Bureau(“LMB”)の読者の皆様の中に、ミュージカルはどうも・・・といって敬遠しておられる方がそう多いとは思えず、多くのLMB読者の方とおそらく同程度の公演しか観ていない私からミュージカル鑑賞の勧誘というのはおこがましいので、今回は、13歳、10歳、6歳の3人の孫を抱える祖父(爺[G] or grandfather)の立場から、孫達に見せたい(懐かしの)ミュージカル映画又は舞台につき、他の爺(G)又は一般読者(General audience)に読んでいただくことを念頭に認めてみたいと思います(G to G)。
なお、ミュージカルとは、音楽、歌、台詞、及びダンスを結合させ、それらが一体となって劇的効果を高めていることを特徴とする演劇形式と言われているようです。
2.ベスト・ミュージカル4選(私見ですが…)
私が孫達にぜひ見せたいミュージカル映画は、
- 1961年公開の「ウエストサイド物語」
- 1965年公開の「サウンド・オブ・ミュージック」
ミュージカルの舞台で見てもらいたいものとしては、
- 1985年初演の「レ・ミゼラブル」
- 1986年初演の「オペラ座の怪人」
で、2026年6月の現時点で、後2者は、いずれもロンドンのウエスト・エンドでは、ロングラン公演中で、終演時期は未定です。
上記の4作品とも月並みすぎる選択と言われてしまいそうですが、LMBの読者の皆様は、それぞれご覧になっているでしょうか。
なお、「レ・ミゼラブル」(以下「レミゼ」)については、2012年公開のトム・フーパ―監督による、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイらが出演した映画版があり、「オペラ座の怪人」(以下「ファントム」)については、2004年公開のジョエル・シュマッカー監督による、ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサムらが出演した映画版があります。
前者は、事後的に吹き込んだ歌声を使うのではなく、撮影の現場で、俳優さんたちに演技させながら歌わせた映像と音声をそのまま使ったそうです。
上から目線で恐縮ですが、私としては、歌が本職というべきミュージカルの舞台の出演者と比べると俳優さん達の歌声は物足りない感じがしてしまうので、「レミゼ」も「ファントム」も映画版は、あまり好みではありません(読者の中に、これらの映画の映画配給会社関係の業務その他の関係するお仕事をされている方がいらっしゃいましたら、御容赦を)。
それよりも、「レミゼ」は、1995年に、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、初演から10周年の記念コンサートが、2010年に、同じくロンドンのO2アリーナで、初演から25周年の記念コンサートが開かれており、その映像・音声がDVDなどで入手可能です。
10周年記念コンサートで、圧倒的な歌唱力によって、フィリピン出身でありながらフランス人の少女エポニーヌ(悪役テナルディエ夫婦の娘でマリウスに片想いの恋をしている。)役に抜擢されたリア・サロンガが、25周年記念コンサートでは、ジャン・バルジャンに娘コゼットを託して病死するファンティーヌ役を演じています。
「ファントム」は、2011年に、ロイヤル・アルバート・ホールで、25周年記念コンサートが開かれており、その映像・音声がDVDなどで入手可能です。
孫達には、生の舞台が見られない場合のPlan Bとしては、これらの記念コンサートの映像・音声を鑑賞させたいと思います。
3.映画「ウエストサイド物語」
3-1.あらまし
「ウエストサイド物語」は、いうまでもなくウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」を元にした映画で、原典における16世紀ころのイタリアの都市ヴェローナでのモンテギュー家とキャピュレット家の対立を1950年代のニューヨークでの白人系(ポーランド系)アメリカ人青少年のグループ「ジェッツ」とプエルトリコ系移民アメリカ人青少年のグループ「シャークス」の対立に置き換えています。
ミュージカルの作品としては、アーサー・ローレンツ脚本、レナード・バーンステイン作曲、スティーヴン・ソンドハイム作詞、ジェローム・ロビンズ振付で、1957年にブロードウェイで初演されており、それを、一部改訂して、ロバート・ワイズ監督が、原典のジュリエット役にナタリー・ウッド、同ロミオ役にリチャード・ベイマー、同ティボルト役にジョージ・チャキリスらを使って映画化し、1961年に公開されました。
アカデミー賞では、11部門にノミネートされ、そのうち、作品賞、監督賞、助演男優賞(ジョージ・チャキリス)、助演女優賞(リタ・モレノ)など10部門を受賞しています。
3-2.推しポイント
ミュージカル映画として評価する場合、レナード・バーンステインの音楽(「トゥナイト」「アメリカ」「マンボ」「クール」「マリア」「サムホエア」など)、スティーヴン・ソンドハイムの作詞、ジェローム・ロビンズの振付に加えて、それぞれの役に実在感を与えるようなはまり役のキャスティング(俳優起用)が素晴らしいと思います。
クラシック・バレエ・ファンの私としては、まず、ジェローム・ロビンズの振付の素晴らしさに触れたいと思います。
ジェローム・ロビンズは、1951年に、ブロードウェイ・ミュージカルの「王様と私」の振付を担当しており、のちに、ニューヨーク・シティ・バレエ団のバレエ・マスターを務め、クラシック・バレエ作品の“In the
Night”(1970年)、“Other Dances”(1976年)などの振付もしています。
“In the
Night“は3組の男女のカップルのダンサーがフレデリック・ショパンの曲に合わせて踊るという作品ですが、それぞれの男女のまだ初々しい情熱的な関係から別れの予感が漂う倦怠期まで、関係の内実・交際の段階等が、それぞれの踊りを通じて巧みに表現される洒落た作品です。
そういうジェローム・ロビンズの振付の表現力は、ジェッツやシャークスの若者たちが集団で街中でたむろし、路地や通りを練り歩くシーンを始めとする「ウエストサイド物語」の振付にも表れているように思います。
キャスティングについては、女優さん達は、チャーミングですが綺麗過ぎず、男優さん達は格好良いもののイケメン過ぎず、いかにも1950年代のニューヨークの下町で見つけられそう、と思わせるような出演者達で、例えば、ロシア系移民の出自のナタリー・ウッドは、この映画の中では、強い眼の力を持った浅黒い肌のプエルトリコ系移民としか見えませんし、ギリシャ系移民の出自のジョージ・チャキリスも、この映画の中では、プエルトリコ系移民の不良青年としか見えません(この映画のメイキャップ担当者の力もあるかも知れませんが)。
このようなキャスティングが、この映画に、エンタテインメントのための絵空事の物語ではなく、現実の出来事の記録のような迫真性を与えていると思います。
スティーヴン・ソンドハイム作詞の歌詞については、私の孫達が、将来、英詩の脚韻を学ぶときに役立ちそうですし、その響きを味わって貰いたいと思います。英詩の脚韻は、英語の教師や自分自身による朗読よりも、歌で聴く方が、わかりやすいだろうと思います。
例えば、"Somewhere"
There's a place for us,
Somewhere a place for us.
Peace and quiet and open air
Wait for us
Somewhere.
There's a time for us,
Someday a time for us,
Time together with time to spare,
Time to learn, time to care,
Some day!
Somewhere.
We'll find a new way of living,
We'll find a way of forgiving
Somewhere . . .
また、“America”の中の、自由の国ではあるものの、お金なしでは何もできないアメリカ社会への少し皮肉を効かせた歌詞も面白いと思います。
I like to be in America!
O.K. by me in America!
Ev'rything free in America
For a small fee in America!
3-3.本職の歌手による吹替え(!)
この映画では、主役のマリア役のナタリー・ウッド、トニー役のリチャード・ベイマーを含め、かなりの部分の歌声は、出演俳優の歌を本職の歌手により吹替えたものが使われています。
映画の観客サイドからすれば、より上手な歌で聴かせてもらえる方がありがたいのですが、この映画の撮影の際、吹替え音声を使うことがナタリー・ウッドらに伝えられておらず、あとから吹替え音声を使うことを知らされたナタリー・ウッドは激怒したそうです。
ちなみに、吹替えをした本職の歌手も、当初は、映画のエンド・ロールに示されていなかったそうです。
出演者や吹替え者の芸術家としての権利について、きちんとした扱いがなされていなかった時代の映画ということになると思います。
3-4.2021年公開のリメイク版について
「ウエストサイド物語」については、2021年、スティーヴン・スピルバーグ監督によるリメイク作品の映画「ウエストサイド・ストーリー」が公開されています。
原作と同様、1950年代のニューヨークという舞台設定で、衣装や街を走る自動車も、よく時代設定に合わせていますし、メトロポリタン・オペラやニューヨーク・シティ・バレエ団の本拠地であるリンカーン・センターを新たに建設するためにジェッツやシャークスの遊び場等を取り壊し、追い出そうとしているとして現在のリンカーン・センターそっくりの完成図が示されているところなど、ちょっと面白いところもあるのですが、1961年公開の「ウエストサイド物語」の出演者は、まさに1950年代を生きた出演者であるのに、2021年公開の「ウエストサイド・ストーリー」の出演者は、21世紀を生きている出演者が1950年代の若者を演じている点で、比較すると、それらしくないという印象は否定できないと思います。1961年公開の「ウエストサイド物語」推しに凝り固まった私の偏見かも知れませんが、例えば、2021年公開の「ウエストサイド・ストーリー」の出演者の踊りのターンなどは綺麗すぎて、1950年代の貧しい移民の若者の間には余りいそうにない、ブロードウェイのミュージカルの舞台に出るために、小さいころからクラシック・バレエを含むミュージカルのための英才教育を受けてきた若者に見えてしまいます。
孫達には、1961年公開の「ウエストサイド物語」を見た上で、2021年公開の「ウエストサイド・ストーリー」も見てもらいたいなと思いますが、もしかすると、後者の方が好みに合う、と言うのかもしれません。
4.映画「サウンド・オブ・ミュージック」
4-1.あらまし
映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、ナチス・ドイツによるオーストリア併合を逃れてアメリカに亡命したゲオルグ・フォン・トラップ一家のゲオルグの妻マリア・フォン・トラップが1949年に著した自叙伝的な物語「トラップ・ファミリー合唱団物語」を元にした、作曲家リチャード・ロジャースと脚本家・作詞家オスカー・ハマースタインJr.による1959年初演のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」に基づき、ロバート・ワイズ監督が、ジュリー・アンドリュースやクリストファー・プラマーを使って映画化したもので、1965年に公開されています。
なお、原作の著者マリア・フォン・トラップは、この映画でジュリー・アンドリュースが家庭教師として、“I have confidence in
me”を歌いながら、トラップ邸に向かう場面のザルツブルグの街中のシーンで、お嬢さん、孫娘さんと3人で通行人として出演しているそうですが、注意していても、遠景のほんの短時間で、お顔はよくわかりません。トラップ邸に向かうバスの乗客にしてくれれば、もっとわかりやすかったと思うのですが。
(なお、自叙伝的な物語を原作とし、また、ミュージカル化するための翻案もあるため、必ずしも忠実に史実を反映したものではないという指摘がなされています。)
この映画は、第38回アカデミー賞で、10部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、編集賞、編曲賞、録音賞の5部門を獲得しています。
この映画については、最近、制作60周年記念4Kディジタリー・リマスター版DVD・ブルーレイ・ディスクが発売されており、より鮮明な画像、音声を楽しむことができます。
4-2.推しポイント
この映画の軍隊のような規律を子供に押し付けているトラップ家にやってきた家庭教師のマリアが歌を通じて人間らしい温かみを復活させ、やもめだったゲオルグと結ばれるラブ・ロマンスやナチス・ドイツから逃れるための国外逃亡などのストーリーは、シンプルに胸を打つものだと思います。
映画の中の歌は、以下のとおり、親しみやすい名曲ばかりで、その歌詞は、平易な英語ですので、私の孫達の英語の勉強にも役立ちそうです。
The sound of music
Maria
I have confidence in me
Sixteen going on Seventeen
My favorite things
Do-Re-Mi
Climb Ev'ry Mountain
Lonely Goatherd
Edelweiss
So Long, Farewell
Something Good
歌以外にも、台詞の中で、トラップ大佐が子供たちに対する接し方を誤ってきたことを悟り、トラップ家に歌声をよみがえらせてくれたマリアに対して、トラップ家に留まってくれるように頼むシーンで、
I want you to stay.
I ask you to stay.
と言い改めるところは、英語で依頼する際の動詞の使い方の勉強になりそうです。
さらに、トラップ家が国外逃亡を図る際の修道院で、ナチス・ドイツによる追跡を邪魔するため、彼らの車両からエンジン部品を密かに取り外した修道女が、院長に対して、
I have sinned.
と懺悔する場面では、「道徳上・宗教上の罪」という意味で、名詞として学ぶことが多いsinは動詞としても使える、ということを学べそう。
英語を勉強する時期のお子様、お孫様をお持ちの読者の方には、特にお勧めです。
5.「レミゼ」
5-1.あらまし
レミゼは、世界的演劇プロデューサーであるキャメロン・マッキントッシュが手掛けた1985年10月28日、ロンドンで初演されたミュージカルで、その後、ブロードウェイをはじめ、世界中で上演されており、2026年6月現在、ロンドンでは、ミュージカルの最長ロングラン記録を更新しながら公演が続けられています。
1995年の初演10周年記念コンサートでは、フィナーレで、イギリス、フランス、ドイツ、日本、ハンガリー、スウェーデン、ポーランド、オランダ、カナダ、オーストリア、オーストラリア、ノルウェー、チェコ、デンマーク、アイスランド、アイルランド、アメリカ合衆国という世界17か国の公演で、ジャン・バルジャンを演じたミュージカル俳優がそれぞれの国旗を掲げた旗手と共に入場し、「民衆の歌」をそれぞれの国語で歌い継いでゆくという、このミュージカルの普遍性、訴求力、魅力等を如実に示すような感動的な演出がなされました。日本から出演したのは、鹿賀丈史さんです。
レミゼには、その前身となる1980年、パリで初演されたアラン・ブーブリルが作詞を担当し、クロード=ミシェル・シェーンベルクが作曲を担当した、ヴィクトル・ユゴーの同名の小説を原作としたミュージカル“Les
Misérables”があり、この作品のレコーディング・アルバムを聴いたキャメロン・マッキントッシュが、アラン・ブーブリル、クロード=ミッシェル・シェーンベルクらに加えて、作詞家ハーバート・クレッツマーもスタッフに加え、レミゼを完成させました。
5-2.初演40周年記念公演
2026年の今年、ロンドンでは、初演40周年記念のオール・スター・キャストによる公演が行われ、「ワールド・ツアー」が企画されていますが、「ワールド・ツアー」といっても、公演される都市はロンドン、ニューヨーク、ダブリン、バーミンガムと英国及び米国のみで、日本には来ないようです。
それとは別に、日本でも、初演40周年の記念公演が、2027年12月20日から2028年2月7日までの間、東京都千代田区丸の内の帝国劇場で、日本人の出演者により行われ、その後、同年3月から6月にかけて、大阪市、福岡市、長野県松本市、札幌市、群馬県高崎市で公演が行われるそうです
(ミュージカル『レ・ミゼラブル』)。
帝国劇場での公演のチケット代は、19,500円から6,000円の間となるようです。
こちらは日本語の公演になると思いますので、残念ながら、ミュージカルを通じて、ついでに孫達に英語の勉強をさせるという見地からは役立ちません。
5-3.推しポイント
このミュージカルは、魅力的な歌に溢れています。
Work Song (The Chain Gang)
At the End of the Day
I Dreamed a Dream
Castle on a Cloud (Little Cosette)
Master of the House
Stars
The ABC Café / Red and Black
Do You Hear the People Sing? (The People's Song:民衆の歌)
Rue Plumet/In My Life
A Heart Full of Love
One Day More
On My Own
A Little Fall of Rain
Drink With Me (The Night)
Bring Him Home
Empty Chairs at Empty Tables (The Café Song)
Finale (Epilogue)
オペラではよく使われる手法ですが、重唱をする者の歌詞が呼応したり衝突したりする面白さもあります。
“A Heart full of Love”のマリウス、コゼット、エポニーヌの3重唱では、初めて直接話すことができたマリウスとコゼットがお互いの気持ちを伝えあう場面で
マリウス:I am lost.
コゼット:I am found.
マリウス:Do I dream?
コゼット:I am aware.
と歌い、2人が恋の喜びで一杯になって、
マリウス:A heart full of love
コゼット:A heart full of you
マリウス:A single look and then I knew.
コゼット:I knew it too.
マリウス:From today,
コゼット:Every day,
コゼットとマリウス:For it isn't a dream. Not a dream after all.
と歌いあげている一方で、同時に、マリウスをずっと片想いしてきたエポニーヌが2人の歌声に重ねて
エポニーヌ:He was never mine to lose
Why regret what cannot be?
These are words he'll never say
Not to me...
Not to me...
Not to me...
His heart full of love
He will never feel this way...
と歌います。この歌詞の意味が衝突する三重唱は、2人の恋人たちの喜びと片想いのエポニーヌの悲しみを鮮やかに対比させていて、本当にうまく作られていると思います。
また、ジャン・バルジャンに娘コゼットを託して病死するファンティーヌが歌う“I Dreamed a Dream”は、同族目的語構文の一例で、ミュージカル鑑賞は、孫達の英文法の勉強にも役立ちそうです。
6.「ファントム」
6-1.あらまし
「ファントム」は、フランスの作家ガストン・ルルーの同名の小説を基にしたミュージカルで、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲を、チャールズ・ハートが作詞を、アンドリュー・ロイド=ウェバーとリチャード・スティルゴーが共同で脚本を担当しています。
初演は、1986年、ロンドンで行われ、ニューヨークのブロードウェイでも、1988年に上演され、2026年6月の現時点で、ミュージカルとして、ブロードウェイでは史上最長のロングラン作品となっており、ロンドンでは「レミゼ」に次ぐ史上2番目のロングラン作品となっているそうです。
1986年、ローレンス・オリヴィエ賞、1988年、トニー賞ミュージカル作品賞、ミュージカル男優賞(怪人を演じたマイケル・クロフォードに授与)を受賞するなどの受賞歴があるそうです。
私が昔ロンドンで「ファントム」の公演を観たときは、エリザベス女王の治世でしたので、劇場名はHer Majesty’s theatre だったのですが、チャールズ国王の即位に伴って、現在では、その劇場名もHis Majesty’s theatreに変更されています。
6-2.ヒロインのクリスティーヌと怪人の関係(「よろめきドラマ説」?)
「ファントム」はヒロインの歌姫クリスティーヌの幼馴染だったとされるラウル子爵という若いイケメンが登場して、クリスティーヌと2人で
Then say you'll share with me one love, one lifetime.
let me lead you from your solitude.
Say you need me with you here, beside you...anywhere you go, let me go too.
Christine, that's all I ask of you.
などのロマンティックな歌詞のデュエットをする(“All I ask of
you”)などのことから、怪人は、クリスティーヌを音楽的に指導し育ててきたものの、男女関係という観点からすると、クリスティーヌのストーカーに過ぎない、という解釈をする方々が、イケメン好きの若い女性を中心にかなりいらっしゃいます(「怪人=ストーカー説」)。
13歳を筆頭とする私の孫達が(少なくとも未成年の間は、)「ファントム」の物語をそのように解釈することには何ら異存はありませんが、制作者の意図は、「怪人=ストーカー説」ではなく、クリスティーヌは、ラウル子爵と怪人双方と肉体関係を持ち、2人の間で、かなり怪人の方に揺れる「よろめきドラマ説」(昭和の死語?)と解釈すべきものと思います。
まず、怪人が、クリスティーヌを攫い、オペラ座の地下の水路を通って、自分の隠れ家に連れ帰った後、舞台では、(観客に一定数のお子様も含まれているという制約上)クリスティーヌが自分そっくりの人形を見せられて気絶し、怪人が彼女をベッドに横たえるところまでしか描かれませんが、常識的に、怪人が、そのあと、クリスティーヌに何もしなかったということはあり得ません。
ちなみに、2004年公開のジョエル・シュマッカー監督の映画版「オペラ座の怪人」では、ベッドに横たえられたときのクリスティーヌは両脚にストッキングを付けていますが、目覚めたときのクリスティーヌは両脚とも素足で描かれており、その理由については、A説:クリスティーヌが寝ている間に、暑苦しくなってストッキングを脱いだ、または、B説:クリスティーヌと怪人の間で健康な男女間に通常起こる出来事があったなどの解釈が可能ですが、怪人がわざわざクリスティーヌを攫ってきたのに何もしなかったとする点で、A説は、不自然・不合理といわれても仕方がないと思います。そうすると、映画の中でクリスティーヌのストッキングを脱がせたジョエル・シュマッカー監督は、「よろめきドラマ説」派としてよさそうです。
そして、目覚めたクリスティーヌが、怪人に近づき、怪人のマスクを取ろうとするしぐさなどは、怪人の本当の姿に触れたいという彼女の意欲を示しており、肉体関係があったことを前提にすれば、クリスティーヌが彼女の意思に反して肉体関係を結ばされたとは思っていないことを表しています。
また、「ジャッカルの日」、「オデッサ・ファイル」などの小説で知られているフレデリック・フォーサイスは、「ファントム」のファンで、「ファントム」の後日談として「マンハッタンの怪人」という小説を出版しており、それを元に、アンドリュー・ロイド=ウェバーと“Love
Never
Dies”という「ファントム」の後日談にあたるミュージカルの脚本を書き、ミュージカルとして2010年にロンドンで初演されています。このミュージカルでは、怪人は、パリのオペラ座での事件の後、ニューヨークに逃れてきており、クリスティーヌとラウル子爵は結婚して、2人の間には男の子がいるが、実はラウル子爵は、もともと事故で生殖能力をなくしており、男の子は、怪人が地下の隠れ家にクリスティーヌを攫って、2人で愛しあったときに、怪人とクリスティーヌの間にできた子供だという設定になっており、決して「怪人=ストーカー説」ではありません。
「ファントム」は、アンドリュー・ロイド=ウェバーが、当時結婚していた12歳年下の妻のサラ・ブライトマン(結婚生活6年で離婚)をクリスティーヌとして出演させることを前提に制作しており、音楽的には才能に溢れているものの、決してイケメンとはいえない自分自身の姿を怪人に投影して、クリスティーヌが怪人に心惹かれる物語を書こうとしたという推測が可能だと思います。こうした推測については、私自身を含めて世の男性の圧倒的な多数を占める非イケメン/反イケメン・グループからは、共感が得られるのではないかと思います。
クリスティーヌとラウル子爵の前掲のデュエット“All I ask of you”に対して、クリスティーヌと怪人のデュエット“The Point of no
return”では、劇中劇の定められた歌詞という設定ではあるものの、クリスティーヌは、熱烈な情愛の告白のような以下の歌詞を歌います。
You have brought me to that moment where words run dry,
to that moment where speech disappears into silence,
silence . . .
I have come here, hardly knowing the reason why . . .
In my mind, I've already imagined our bodies entwining defenseless and silent -
and now I am here with you:
no second thoughts,
I've decided, decided . . .
Past the point of no return, no going back now:
our passion-play has now, at last,begun . . .
Past all thought of right or wrong, one final question:
how long should we two wait, before we're one . . .?
When will the blood begin to race
The sleeping bud burst into bloom?
When will the flames, at last, consume us . . .?
アンドリュー・ロイド=ウェバーは、溢れるばかりの音楽の才能には恵まれながら、恐ろしい殺人犯である醜い容貌の怪人がクリスティーヌに付きまとうという表面的なストーリーの奥底に、怪人がクリスティーヌを本当に愛し、クリスティーヌからも愛されるという、露骨に表に出してしまうと少し恥ずかしい、自己の願望を投影したストーリーを潜ませたかったのではないでしょうか(クリスティーヌが最終的にラウル子爵ではなく怪人を選ぶというところまで突き進めてしまうと、あり得ない空想であることがあからさまなので、アンドリュー・ロイド=ウェバーとしても、さすがに、そこまでは進められません)。
「ファントム」で、クリスティーヌは、最終的には、ラウル子爵を選び、殺人を繰り返してきた怪人と訣別するのですが、マスクを外した醜い怪人にあえてキスをし、さらに、ラウル子爵と怪人の隠れ家から立ち去った後、一人で戻ってきて、怪人から受け取っていた指輪を返します。
この指輪を返す演技も、「怪人=ストーカー説」によれば、はっきり別れるために突っ返すという形になりそうですが、「よろめきドラマ説」によれば、怪人に付いてゆくことはできないので、別れなければならないけれど、自分との愛の日々を忘れないでほしいという演技になると思います。ジョエル・シュマッカー監督の映画では、クリスティーヌ役のエミー・ロッサムに、後者の演技をさせていると思いますし、ミュージカルの舞台でも、突っ返すという印象の演技ではなかったと思います。
ただ、この点は、いろいろな解釈が可能で、クリスティーヌ役が、舞台の終盤の怪人とのキスや指輪を返すシーンで、「ラウル子爵の命を救うためやむを得ない、いやいやのキス」なのか、「怪人への憐憫のキス」なのか、「怪人への過去の愛情を示すキス」なのか、また「指輪はいらないので、突っ返す」のか「この指輪を受け取った時の自分との日々を忘れず覚えていてほしい」として指輪を渡すのかなど、どのような解釈でどのような演技をするか、楽しめるところであり、それがこのミュージカルの魅力の一つだと思います。
ジョエル・シュマッカー監督の映画版「オペラ座の怪人」では、オペラ座の取り壊しが決まって備品等のオークションがなされる時点で、クリスティーヌは既に亡くなっているという設定ですが、最後に、怪人がクリスティーヌの墓にささげたとしか考えられない、まだ瑞々しい真っ赤な薔薇が映され、クリスティーヌの死後も続いている怪人の彼女に対する愛情を表しているようにも見えます。このシーンは、「怪人=ストーカー説」では、怪人のクリスティーヌに対する強固な執着を表したものと解釈することになると思いますが、この映画では、どちらと完全に決めつけてしまうことなく、どう受け取るかは観客の解釈に委ねられ、観客それぞれの体験、人生観、恋愛観等を踏まえて、物語を膨らませてゆくことが求められているように思います。
6-3.推しポイント
「ファントム」は、パリのガルニエ宮オペラ座という実在の建物を想起させ、その地下に、昔、怪人の隠れ家があったかのように観客の夢を膨らませてくれる物語だと思います。
巨大なシャンデリアの落下で劇場内が火に包まれるという派手な演出も強い印象を残すものです。また、全編、アンドリュー・ロイド=ウェバーによる美しいメロディの曲で一杯です。主な曲は、以下のとおりです。
Think of me
Angel of Music
The Phantom of the Opera
All I ask of you
Masquerade
Wishing you were somehow here again
The Point of no Return
“Think of
me”は、「ファントム」の物語の中で、怪人が仕込んだ薬物により主役女優が不調をきたしたため、突然、主役に抜擢されたクリスティーヌが劇中のオペラで歌う曲なのですが、クリスティーヌ役によっては、舞台で、この曲を、最初は、わざと不安定な、自信のないような歌い方で歌い始め、それが次第に堂々と自信をもって歌ってゆき、クリスティーヌの成長を1曲の歌い方で表現したりします。
ウエスト・エンドやブロードウェイは、才能がありながらも舞台に立つまでには至らないミュージカル俳優の卵が死屍累々の戦場で、その競争を勝ち抜いて舞台に立っている歌い手は、皆、只者ではないといえそうです。
7.付足し(その1)
7-1.ミュージカル「サンセット大通り」のあらまし(ネタばれあり!)
老化という避けられない年齢の問題は、まだ私の孫達にはわかりにくいと思いますので、私の孫達に見せたいミュージカルではないのですが、ミュージカル「サンセット大通り」について、御存知ない読者に御紹介しておきたいと思います。
ネタばれを含みますので、真っ白な気持ちで観たいと思っている方は、お読みいただかないことをお勧めします。
このミュージカルは、1950年公開の同名のビリー・ワイルダー監督によるアメリカ映画をもとに、アンドリュー・ロイド=ウェバーが映画のストーリーをほぼ忠実に踏襲してミュージカル化し、1993年、ロンドンのウエスト・エンドで初演したもので、ブロードウェイでは1994年に初演され、その後、ウエスト・エンドでは、2008年、2023年に、ブロードウェイでは、2017年、2024年に、それぞれリヴァイヴァル公演がなされています。
物語は、以下のとおりです。
映画出演者が台詞を話す必要がなく、そうした能力を要求されなかったサイレント映画時代の大女優ノーマ・デズモンド(以下「ノーマ」)が、映画出演者が台詞を話すトーキー映画の時代になって、映画への出演機会を失ってしまっていたが、自分が主演する「サロメ」という映画を制作してカムバックすることを図っており、車がパンクして、偶然、ハリウッドのサンセット大通りにある彼女の豪壮な邸宅に迷い込んできた金に困っている若い売れない脚本家ジョー・ギリス(以下「ジョー」)に、彼女が書きかけていた「サロメ」の脚本の完成を頼む。
その脚本の質はひどく、映画化の見込みは立たないものだったが、金に困っていたジョーは、脚本の完成を引き受けて、彼女の邸宅に住み込むことになる。
彼女は、有り余る財産を持っており、ジョーを自分の一種の囲い者のように扱い、彼もそれを受け入れていたが、彼は、映画会社の脚本閲読係をしながら脚本家を目指しているベティ・シェイファー(以下「ベティ」)という若い女性と、共同で女性教師を主人公とする映画の脚本を書き進めるうちに、彼女と恋に落ちる。
ベティの存在に気付いたノーマは、ジョーとベティの仲を裂こうとして、自分の邸宅から、ジョーに内緒で、ベティに電話をかけて、ジョーの囲い者のような生活を伝える。その電話に気付いたジョーは、受話器をノーマから取り上げて、ベティを邸宅に呼び出し、ノーマの囲い者になっている自分のありのままの姿を伝える。
ジョーに失望したベティが去った後、ジョーは、ノーマとの生活を打ち切り、故郷の小さな新聞社で働くため、邸宅を去ろうとする。ノーマは、「誰もスターを見捨てることはできない」と言って、拳銃でジョーを射殺し、彼は、豪邸内のプールに転落する。
精神に異常をきたしたノーマは、往年の大女優の豪邸で起きた殺人事件ということで、多くの報道機関のカメラが並ぶのを見て、夢見ていた自分主演の映画「サロメ」の撮影が始まったものと誤解し、サロメの演技をしながら、階段を下り、演技を中断して、カメラの後方にいるはずの映画監督や撮影スタッフ達に、自分の喜びを伝えようとする。
7-2.推しポイント
「ファントム」のオリジナル・ロンドン・キャストでヒロインのクリスティーヌ役を演じたサラ・ブライトマンが、本年7月の日本公演で、トーキー映画の時代に取り残されたサイレント映画時代の往年の大女優というノーマ役を演じるのですが、ノーマについては、サイレント映画時代の女優のノーマが台詞をきちんと話せるかどうかという問題に加えて、ノーマの年齢/老化の問題があり、50歳代に達しているのに、自分が16歳で映画デビューしたときと同じように、10代の少女サロメを演じたいという不可能な希望を抱いているノーマの姿を、1960年8月14日生まれの65歳というサラ・ブライトマンが、自分自身の年齢やこれまでのキャリア等を踏まえて、どう演じるかは見所だと思います。
大女優ノーマ役の豪華な衣装、彼女の豪邸の贅を尽くした内装とその経年劣化の様子、ヴィンテージ・カーなどこの作品の衣装や大道具、小道具も見ものです。
舞台を2階建てにして、違う場所で起こっている出来事を同時進行で見せるという面白い演出が以前は採られていましたが、今回の日本公演で採用されるのかどうかは不明です。
また、アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲の歌は美しいのですが、歌詞も練り抜かれており、“With One Look”という歌では、以下のとおり、サイレント映画時代の女優の台詞によらない、表情や仕草のみによる表現力を、“With one look I can break your heart.”や“Silent music starts to play.”という歌詞で巧みに示しています。
With one look I can break your heart
With one look I play every part
I can make your sad heart sing
With one look you'll know all you need to know
With one smile I'm the girl next door
Or the love that you've hungered for
When I speak it's with my soul
I can play any role
No words can tell the stories my eyes tell
Watch me when I frown, you can't write that down
You know I'm right, it's there in black and white
When I look your way, you'll hear what I say
Yes, with one look I put words to shame
Just one look sets the screen aflame
Silent music starts to play
One tear in my eye makes the whole world cry
歌詞以外の台詞も洒落ており、ジョーが初めてノーマに出会ったときの会話では、短い中で、ノーマの傲慢なほどのプライドが明らかにされます。
ジョー: You're Norma Desmond. You used to be in silent pictures. You used to be big.
ノーマ: I am big! It’s the pictures that got small.
最終シーンで、殺人事件発生のために駆け付けた多くのカメラの列を映画撮影のためのカメラと誤解しているノーマの次の台詞の後、カメラに向けて作る女優としての表情も見ものです。この台詞中のMr. Demilleというのは、このミュージカルの中で登場する役柄の一つとなっている実在の名映画監督セシル・B・デミルを指しています。
You see, this is my life!
It always will be!
Nothing else!
Just us, and the cameras, and those wonderful people out there in the dark!
... All right, Mr. DeMille, I'm ready for my close-up.
サラ・ブライトマンが、今年7月からの日本の舞台で、どのようなノーマを見せてくれるか、今から楽しみです。
8.付足し(その2)
いくつかのミュージカル、ミュージカル映画、ミュージカルTV番組の御紹介
| 題名 | 初演(試験上演を含む) | 備考 |
|---|---|---|
| マイ・フェア・レディ | 1956年、ブロードウェイ | 1964年、オードリー・ヘップバーン、レックス・ハリソン主演で映画化 “I could have danced all night”, “On the street where you live”などの名曲 |
| オリヴァー | 1960年、ウエスト・エンド | チャールズ・ディケンズの小説「オリヴァー・トゥイスト」を元にしたミュージカル |
| ラ・マンチャの男 | 1965年、ブロードウェイ | セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」を元にしたミュージカル “The Impossible Dream”などの名曲 |
| コーラス・ライン | 1975年、ブロードウェイ | ミュージカルのオーディションの応募者達を描いたミュージカル |
| シカゴ | 1975年、ブロードウェイ | 2人の女性殺人犯を描いたミュージカル |
| エヴィータ | 1978年、ウエスト・エンド | アルゼンチンのファン・ペロン大統領の2度目の妻エヴァ・ペロンの生涯を素材として制作されたミュージカル 史実のとおりではない部分を含む。 “Don’t cry for me Argentina”, “Another suitcase in another hall”などの名曲 |
| キャッツ | 1981年、ロンドン | 出演者がすべて猫の扮装で演じられるミュージカル “Memory”は余りにも有名 |
| 美女と野獣 | 1993年、米国ヒューストン | 1991年公開の映画「美女と野獣」に基づくミュージカル “Beauty and the Beast”などの名曲 |
| ライオンキング | 1997年、米国ミネアポリス | 1994年公開の同名の映画に基づくミュージカル “Circle of Life”などの名曲 |
| マンマ・ミーア | 1999年、ウエスト・エンド | コーラスグループABBAのヒット曲22曲を用いたいわゆるジュークボックス・ミュージカル |
| プロデューサーズ | 2001年、ブロードウェイ | 1968年公開の同名の映画に基づくミュージカル |
| メリー・ポピンズ | 2004年、英国ブライトン | 1964年公開の同名の映画等に基づくミュージカル “Chim Chim Cher-ee”, “Supercalifragilisticexpialidocious”などの名曲 |
| SMASH | 2012年、米国 | マリリン・モンローの生涯を描くミュージカルを制作する過程を描いたミュージカルTVドラマ |
| ラ・ラ・ランド | 2016年、米国 | ミュージカル映画 “Mia & Sebastian’s Theme”, “City of Stars”などの名曲 |
| Frozen | 2017年、デンバー | 映画(邦題)「アナと雪の女王」を元にしたミュージカル “Let it go”などの名曲 |
(2026年6月5日)